トヨタのサブスクKINTOで得する人損する人。KINTO ONEとFLEXの違いも解説。

おうちで車が借りれる時代!トヨタのサブスク【KINTO】って

車もおうちにいながら借りる事が出来るようになりました。

 

2019年3月に東京でスタートした(全国的には7月)トヨタのサブスク【KINTO】。

 

2019年中では認知度が低かったのもあり、1,000件程度しか申し込みがなかったようですが、そこはさすがのトヨタ、CMなどで認知度が向上した2020年以降利用者が急増中のよう、2020年12月時点で12,300件を突破したそうです。

 

そもそもサブスク(正式には『サブスクリプション』)とは何か。

サブスクリプションとは、予約購読、購読料、会費、寄付(金)、出資(金)、応募、申込、加入、署名、承諾などの意味を持つ英単語。雑誌などの定期購読といった意味があり、ITの分野では会員制のサービスへの加入や、定額制のコンテンツ配信サービス、定期的に利用権を更新するソフトウェアの販売方式などを指すことが多い。

出典:IT用語辞典 e-Words

 

つまり、一定期間、一定の金額で利用し放題のサービスの事を指します。

 

トヨタのKINTO(KINTO ONE)の場合、一定期間(3年、5年、7年)、毎月定額料金でトヨタ及びレクサスの車を利用出来るサービスになります。

 

果たしてKINTOは得なのか損なのか、気になるか方も多いと思います。

 

KINTOのシステムの紹介とともに他社見積もりとの比較を通して、どんな人が得をするのか、またはどんな人が損をするのかを解説します。

 

KINTOの特徴

KINTO ONEとKINTO FLEX

KINTOにはKINTO ONEとKINTO FLEXの2種類がありますが、どちらも月額料金に含まれる費用の範囲は基本的に同じです。

 

ただし、KINTO FLEXではレクサスオーナー専用サービスである「レクサスオーナーズデスク」の利用が可能です。

 

KINTO ONEは3年、5年、7年のいずれかの期間中、1台のトヨタ又はレクサスの車を利用する事が出来るプランになります。

 

対してKINTO FLEXは3年という期間の中でレクサスの車に3台もしくは6台利用出来るプランになります。

 

KINTO FLEXの3年6台プラン

6カ月毎に新しいレクサス車へ乗り換えになります。

 

KINTO FLEXの3年3台プラン

12カ月毎に新しいレクサス車へ乗り換えになります。

 

KINTO FLEXの利用料金

保有期間 お乗り換え台数 月額利用料(税込)
雪寒地パッケージ
選択時(税込)
3年6台プラン 3年 6台 198,000円 設定なし
3年3台プラン 3年 3台 176,000円 220,000円

 

KINTO FLEXは短い期間で新しいレクサスの車を乗り継ぎたい人向けのサービスになります。

 

ここから先は基本的にKINTO ONEを中心に解説していきます。

 

KINTOは諸費用・税金・自賠責保険・メンテナンス費用に加え任意保険もコミコミ

KINTOは車両本体代やオプション代金に登録料などの諸費用、自動車税環境性能割・自動車税種別割・重量税といった各種税金、自賠責保険、メンテナンス費用だけでなく任意保険も毎月の利用料金にコミコミで利用出来ます。

 

サブスクと言っても中身はカーリースと似ていますが、一般的なカーリースでは任意保険が付帯していないものがほとんどです。

 

しかし、KINTO ONEは任意保険も付帯しているので、自分で保険に加入する必要がない為、手続きが非常に簡潔です。

 

保険内容も充実していて、事故を起こした場合でも保険料が上がらない

KINTOに付帯の保険の内容は対人・対物が無制限補償、自分がケガをした場合には5,000万円までの補償、免責5万円の車両保険となっています。

 

また、運転者の年齢制限もなく、契約者以外の家族や友人などが運転していた場合でも保険適用の対象になります。

 

この他、ロードサービスやレンタカー費用に加え、弁護士特約もついているなど保険内容も充実しています。

 

なお、車両保険が適用される事故の主な例は以下の通りです。

 

ガードレール・電柱・自転車に衝突

当て逃げ

車庫入れに失敗

墜落・転覆

お車同士の衝突

二輪自動車・原動機付自転車との衝突

火災・爆発

盗難

いたずら・落書・窓ガラス破損

飛来中・落下中の他物との衝突

台風・竜巻・洪水・高潮

 

※地震もしくは噴火またはこれらによる津波による損害は、車両保険では補償されません。

 

ただし、警察に事故の届出を行わなかった場合や酒気帯び運転など、保険が適用されないケースがありますが、これはKINTOに限った話ではなく一般の自動車保険も同様です。

 

そしてKINTOの最大の特徴は、万が一事故を起こし、保険を利用した場合でも等級がダウンして保険料が上がるという事はありません。

 

これはKINTO利用者が直接保険会社と契約するのではなく、KINTOが契約者とな団体一括の保険である為、そもそも等級という概念がない

 

車両保険の免責金額の話(KINTOの利用を考えてる方は読み飛ばしOK)

KINTOでは車両保険の免責5万円になっていますが、免責金額はいくらが妥当なのかでしょうか。

保険が会社により免責金額の設定は色々ですが、0円から10万円ぐらいまでの設定が一般的かと思います。

また免責金額には『0-5』、『0-10』、『5-10』などといった表記がありますが、これは1回目の金額と2回目以降の金額を示しています。

免責金額を多くすると保険料が下がりますが、事故をした場合に一時に10万円出費し、さらに保険料まで上がる事を考えると、安くすれば良いというものでもないでしょう。

3等級ダウン事故を起こした場合に、3年間は事故あり等級が適用され保険料が高くなります。また、本来なら翌年に1等級上がるはずが翌年に3等級ダウンするので、事故を起こさなかった場合に比べると4等級の差があります。

この場合に払う保険料の差額が、車の修理代と比べて高いか安いかで判断するのが良いでしょう。

 

(例1)保険料6万円、20等級の人が3等級ダウン事故を起こした場合(ソニー損保のシミュレーションより)

 

上記はソニー損保のシミュレーションで保険料の年額が6万円で20等級の人が3等級ダウン事故を起こした場合のシミュレーションですが、総額で112,000円の差があります。

 

(例2)保険料6万円、10等級の人が3等級ダウン事故を起こした場合(ソニー損保のシミュレーションより)

 

今度は保険料の年額が6万円で10等級の人が3等級ダウン事故を起こした場合のシミュレーションですが、こちらは102,000円の差があります。

この後も20等級に上がるまで毎年差が出てきますので、実際はもう少し差が開きます。

保険を使う場合と使わない場合には最終的に支払う保険料に10万円以上の差がある事になり、保険料がこれより高いとさらに差が大きくなります。

なので、免責を10万円にし、修理代金が10万円以下の場合には自分で修理する、それを超える場合には保険を利用する方がお得です。

ただし、免責を『10-10』にして修理代金が20万円なら、10万円を払ってさらに保険料が上がる事になるので『0-10』にするか、保険料を少しでも下げたいなら『5-10』にするのがオススメです。

『5-10』とした場合でも、全損や事故相手から保険金を受け取れる場合で免責金額を超える場合には免責が適用されないので、保険料との兼ね合いで決めましょう。

 

KINTO専用の特別仕様車も

KINTOは専用の特別仕様車も用意されています。

 

KINTO専用車種を用意するKINTO ツーリングセレクションやGR PARTSやモデリスタ仕様の車種も多数取り揃えています。

 

カーリースは自分で車をカスタムする事が出来ないので、ノーマルでは物足りないといった方にとって、GR PARTSやモデリスタのカスタマイズカーに乗れるのは嬉しいポイントです。

 

KINTO ツーリングセレクション

「KINTOツーリングセレクション」は、普段使いに人気のクルマに走りと機能をプラスしたKINTO専用の特別仕様車です。
走りの楽しさが感じられるよう足回りなどに特別なチューニングを施したり、機能や内外装の質感も向上させて毎日のカーライフにワクワクもプラスするセレクションです。

モデリスタ

“Something Extra あなたの「もっと」に応えたい”をモットーに、クルマに関するデザインとエンジニアリングのプロ集団です。お客様のライフスタイルを魅力的にするために、常に一歩先行くカスタマイズを提案し続けています。
MODELLISTA(モデリスタ)ブランドサイトはこちら

GR PARTS

“モータースポーツからのフィードバック”というGRの理念を形にしたアフターパーツが『GR PARTS』です。モータースポーツが生んだスポーツカーブランド、GRが、レースフィールドで培った技術を注ぎこみ造りあげています。

 

他社と比較するとその安さは一目瞭然!

オリックスレンタカーとコスモMyカーリースと比較をしてみました。

 

車種:ヴォクシー ZS"煌Ⅲ" HV 1.8L 2WD(7人)

KINTO ONE コスモMyカーリース オリックスカーリース
期間 5年 5年 5年(※1)
メンテナンス費用 月額料金に込み(タイヤ等消耗品を含む) 月額料金に込み(タイヤ等消耗品を含む)(※2) 月額料金に込み(タイヤ等消耗品は含まれない
メンテナンス周期 6カ月毎 走行距離による(※3) 12カ月毎
月間走行距離制限 1,500km 1,500km 2,000km
オプション ナビ、ETC、バックカメラ、フロアマット ナビ、ETC、バックカメラ、フロアマット ナビ、ETC、バックカメラ、フロアマット
ナビ T-Connectナビ「NSZN-Z68T」10インチ パイオニア 楽ナビ AVIC-RZ811(9インチフルセグナビ) イクリプス メモリーナビ ベーシックナビ AVN-R10(7インチフルセグナビ)
任意保険 月額料金に込み なし なし
月額料金 59,840円 71,500円 74,360円(※4)

※1 2年たったら解約金不要でいつでも乗り換え・返却が可能。

※2 メンテナンスパックは3種類から選択可。今回はフルメンテナンスパックを選択。

※3  1,500km/月まで⇒6ヶ月に一度、2,000km/月まで⇒3ヶ月に一度、2,000km/月超⇒2ヶ月に一度

※4 5年のったら乗り換え・返却可(契約期間7年)の『いまのりセブン』の場合は63,910円

 

意外にも保険料込みのKINTOが10,000円以上も安いという結果になりました。

 

ただし、オリックスカーリースは2年経過後に車の乗り換えや返却が可能であったり、月間走行距離制限の違いもあるのでKINTOに比べて柔軟です。

 

コスモMyカーリースでは距離を多く乗る場合にはメンテナンス期間が短くしっかり見てもらえるなど、細かいところで差があります。

 

ただ、いずれにしてもKINTOは任意保険込みであり、またナビもトヨタ純正のナビ10インチナビがつくなど、他社に比べてとても安い事が分かります。

 

KINTOのメリット・デメリット

KINTOのメリット・デメリットをまとめてみました。

・頭金0円で借りれて、月々の出費を平準化できる

・事故を起こして保険を使った場合でも月額料金が上がらない

・支払いはクレジットカードで出来るのでポイントが貯まる

・KINTOはサポカー補助金の対象

・WEBのみで契約出来るので、来店の必要なし

 

頭金0円で借りれて、月々の出費を平準化できる

KINTOは頭金不要で、保険料やメンテナンス費、また、メンテナンス時のタイヤ、バッテリーなどの消耗品の交換も月額料金に含まれている為、突然の出費を抑える事が出来ます。

購入した場合に比べると毎月の支払金額が一定なので、家計の管理もしやすくなります。

 

事故を起こして保険を使った場合でも月額料金が上がらない

これは上でも説明した通りですが、KINTO専用の団体保険である為、そもそも等級といったものがないので、仮に事故で車が傷ついた場合でも5万円支払うのみで車をキレイに修理する事が出来、翌年の保険料が上がる事がありません。

 

支払いはクレジットカードで出来るのでポイントが貯まる

KINTOの月額料金の支払方法はクレジットカードか口座振替の2つから選択出来ます。

クレジットカード払いなら、そのクレジットカードのポイントが貯まるので、例えばポイント還元率が1%で5年間で総額300万円支払う場合には5万円分のポイントを得る事が出来ます。

 

KINTOはサポカー補助金の対象

KINTOで借りる事が出来る車には安全装備がついているので、満65歳以上の方がKINTOを利用される場合にはサポカー補助金の対象になります。

サポカー補助金は最大10万円の補助金を受け取る事が出来る為、実質1~2カ月分は無料で借りる事が出来ます。

次世代自動車振興センターより、サポカー補助金が2021年度も継続する旨が案内されました。※
ただし、年度の途中で補助金交付申請額が予算額を超過することが明らかになった場合は、申請受付を終了されます。
※2020年12月8日発表

WEBのみで契約出来るので、来店の必要なし

KINTOはWEBのみで申し込みが完結する為、来店してお店の人と話すのは苦手、値引き交渉なんて出来ないという人も安心です。

また、忙しくて店舗へ直接行く時間がないという人でも気軽に申し込めます。

 

・任意保険の等級を引き継げない
・トヨタ車以外から選べない
・車のカスタマイズは不可
・走行距離制限(月1,500km)がある
・乗り換え時に下取りがない

任意保険の等級を引き継げない

KINTOではこれまでの自動車保険の等級を引き継ぐ事が出来ません。

等級というものがないので、今加入中の自動車保険の等級が1の人でも20の人でも月額料金が同じになります。

現在、自動車保険を利用されている方でKINTOへの乗り換えを考えている方は、再開時にはもとの等級から始められるように忘れずに中断手続きをしましょう。

 

トヨタとレクサスの車以外から選べない

トヨタのサブスクという時点で当たり前といえば当たり前ですが、トヨタとレクサスの車以外を選ぶ事が出来ません。
他のメーカーの車に乗りたい場合は他のサービスを利用しましょう。

車のカスタマイズは不可

車の所有者が借りている人ではなくKINTOになるので、車のカスタマイズをする事が出来ません。
これはKINTOに限った話ではなく、カーリースでは基本的に車をカスタマイズする事が出来ないので、カスタマイズをしたい方には向かないサービスです。

走行距離制限(月1,500km)がある

KINTOは月1,500kmの走行距離制限があります。
月1,500kmといえば年間で18,000kmなので、充分な距離ではありますが、返却時に走行距離制限を超えている場合には追加精算が必要になります。
なお、月1,500kmの制限といっても返却時に総走行距離が『利用月数×1,500km(3年なら54,000km)』を超えていた場合に、1kmあたり11円(レクサス車では22円)の追加精算となります。

乗り換え時に下取りがない

購入ではないので仕方のない事ですが、カーリースの場合は契約満了後に車を購入しようとした場合に、今まで乗っていた車を下取りに出したり売却をするといった事が出来ません。

KINTOで得する人と損する人は

KINTOで得する人と損する人の特徴をまとめてみました。

 

・任意保険の等級が低い人

・数年で免許返納を考えている人

・車の買い替えをあまりしない人

 

任意保険の等級が低い人

KINTOは若者向けと言われますが、その理由は若い人ほど保険の等級が低いところから始まる為、保険料が高くなります。

 

その為、任意保険を含むKINTOを利用する事で車にかかる支払い総額が安くなる可能性があります。

 

また、保険を何度も利用した結果等級が低くなった人、事故あり等級で保険料が高くなった人にはメリットが大きいです。

 

数年で免許返納を考えている人

若い人に限らず、3年以内に免許の返納を考えている人にもメリットがあります。

 

KINTOは中途解約する場合には『残利用料+追加精算金』の中途解約金を支払いが必要になりますが、免許返納の場合には中途解約金の支払いが不要になります。

 

ただし、免許返納で中途解約金が免除となるケースは3年契約のプランのみで、6カ月を超えて利用している場合に限ります。

 

5年・7年の契約の場合は免許返納であっても中途解約金が必要になるので注意が必要です。

 

また、車の状態によっては中途解約金が不要のケースであっても特別精算金を支払う必要があります。

 

車の買い替えをあまりしない人

短い期間で車を買い替える場合、前の車の下取り額が高めになるので、次回購入時には通常より安く購入する事が出来ますが、何年も乗り続ける場合は当然下取り価格が下がります。

 

下の表はヤリスをKINTOで7年契約の場合と現金一括払い、ローン支払いの場合の比較表になりますが、下取りがない場合の総支払額に大きな差が出ます。

 

(車種:ヤリス、保険:6S等級、契約期間:7年でシミュレーション)

メンテナンス費用は乗り方などにより変わってきますし、実際はここまでかからないかもしれませんが、いずれにせよ以前の車の下取りがない場合はKINTOの方が安くなる可能性が高いです。

 

なお、このシミュレーションはKINTOの公式ページで出来ますので、気になる車種があれば条件を変更してシミュレーションしてみると良いでしょう。

 

・任意保険の等級が高い人

・車によく乗る人

・ローンでの購入を考えている人

 

任意保険の等級が高い人

任意保険の等級が低い人が得をすると書きましたが、逆に等級が高い人はすでに保険料が安くなっているので、総額ではKINTOの方が高くなる可能性当然高くなります。

自身の保険の等級が高く、また、KINTOの保険ではKINTOで借りた車しか保険でカバーされないので、他人の車を借りる事がある場合には、そこまでカバーしてくれる保険に入り続けた方が良いでしょう。

 

車によく乗る人

KINTOのデメリットにある通り走行距離制限があるので、日頃からよく車を運転し、月間1,500kmでは足りない場合には、超過走行距離×11円(レクサス車は22円)かかるので余分な費用がかかります。

多く乗ればメンテナンス費用が余計にかかる事も考えられますが、3年目の車検前の乗り換えを考えている場合はまだまだ下取り価格も高く車検費用もかからないので、距離を走る人でとくに買い替えペースが早い人はKINTOを利用するメリットは少ないでしょう。

 

ローンでの購入を考えている人

さきほどヤリスのシミュレーション画像を見てもらえば分かりますが、ディーラー系のローンは特にローン金利が高く、シミュレーション上でも5%に設定されています。

上のヤリスの場合で見ると、金利のみで30万円を超える利息を払う事になります。

マイカーローンは1%程度で借りれるところもありますが、それでも利息はかかりますし、手続きも煩雑になる事を考えると、ローンで購入すると損をするでしょう。

 

まとめ

カーリースを考えている人にとってKINTOは真っ先に検討すべきサービスです。

 

これまでのカーリースとは違い任意保険がついており、メンテナンスもトヨタの正規販売店が実施してくれるにもかかわらず、他社に比べて安いというのは非常に魅力的です。

 

特にトヨタやレクサスの車が好きな方はカスタムカーなどの選択肢もあるので、気になる方は公式ページよりご確認下さい。

 

以下のボタンをクリックするとKINTOの公式ページが開きます。